スポンサーリンク

スポンサーリンク




懲戒処分の出勤停止2日目、私はいつものように家を出ました。

今日もとても寒い日でしたが、私には寒さを逃れるために何処か暖かい場所に入るようなお金はありません。

昨日と同じように、とりあえず昼食までは、空き缶を拾おうと思いました。

余談ですが、私の昼食はいつもおにぎりです。会社に出勤する日は、家の炊飯器から自分でご飯をラップに乗せて少しだけ塩をつけて2つほどおにぎりを作ります。その時のご飯の残り具合によっては、1つだけのおにぎりになったりすることもしばしばあります。おかずなんて、もちろんありません。



空き缶をいっぱい入れた袋を持って、私はいつもの回収屋さんに向かいました。


こちらの記事に回収屋さんのことを書いています(クリックで読めます)
副業の空き缶拾いをしたが、完全に足元を見られている。


いつものおっちゃんに私が集めた空き缶の計量をしてもらい、200円ほどのお金をいただいて帰ろうとした時・・・「兄ちゃん、どないしたんや?なんか訳ありか?まあ、ここに来るやつは、みんななんらかの訳ありもんばかりだけどな」

よっぽど私が悲壮な顔をしていたのだろうか。おっちゃんは私に話しかけてきました。

なぜかそのままおっちゃんの家に入れられ、ちょうどご飯時だったのか奥さんもいらっしゃって、私にも味噌汁と漬物と野菜炒めと熱いお茶を出してくれました。


私は、すべて打ち明けました。今までの借金のこと、家のこと、死にたかったこと、すべて。

おっちゃんと奥さんは、ずっと静かに聞いてくれていました。

「兄ちゃん、どん底まで来たな。後は上がるしかないやろ」

その言葉に少し気持ちが楽になりました。

おっちゃんは、私のことを気にかけてくれていたようです。おっちゃんのところには、空き缶を持って私のようなどん底の人間がよく来るそうですが、いつも礼儀正しく挨拶をしてくれるのは私だけだと言ってくれました。

「とりあえず金が欲しいんやろ。だったら明日またここに来い」

どういう意味かは分かりませんが、そう言ってくれました。




最後の口座状況(クリックで拡大)
キャプチャ


残金35,228円。しかもこれは借金をしての残金です。

強制ロスカットをくらって、瀕死の口座です。

嫁に内緒にしている借金が400万円以上あります。

今月末の支払い65,000円、為す術はありません。


関連コンテンツ